金. 4月 3rd, 2026
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 さて、『ガッツch』というYouTubeチャンネルをご存じだろうか?

 いわゆる、私が嫌いかつ軽蔑の対象である『私人逮捕系Youtubar』の一つだ。

 みなさんもご存じの通り『私人逮捕系Youtubar』が悪いのは、『冤罪』を生み出す可能性が非常に高いからである。
 以前も書いたのだが、逮捕というのは人権侵害と表裏一体、だからこそ逮捕というのは慎重に行わなければならないのである。だからこそ、捜査権、逮捕権は警察官などの専門家にしか与えることは出来ないのである。
 そんな慎重に行使すべき逮捕権を行使する例外規定というのは『現行犯逮捕』だ。現行犯逮捕が認められているのは『冤罪の可能性が限りなく低いからである。

 さて、その前提に立って考えると私人逮捕系Youtubarの行動など社会に混乱と冤罪を産む行為でしかないのである。私人逮捕系Youtubarというのは犯罪すれすれの行為を行っており、いつ逮捕されるかどうかわからないギリギリの立場なのである。

 『ガッツch』もギリギリの立場であるのは間違いない。

 そして、今回の逮捕である。

 もちろん、現段階でガッツchは裁判で有罪になったわけではないので、犯罪者ではない。

 だが、逮捕されたという事実をきちんと考えなければならない。

 今回、ガッツchが逮捕された理由は『覚醒剤取締法』違反である。

 もちろん、ガッツchの関係者が覚醒剤を所持、使用したわけではない。罪状は『教唆』である。

 ガッツchは動画のために、「女性を装い、男性に覚醒剤をもってきて遊ぼう」といって呼び出したのである。呼び出された男性は覚醒剤を購入し、それを警察に突きだしたと言うのが概略だ。

 ……

 なるほど、これは確かに『教唆』だ。

 この男性が普段から覚醒剤を所持、使用しているのか。それとも今回のために覚醒剤を購入したのか現段階では私は知らないのだが、この男性は既に不起訴処分になったという話である。

 もし、ガッツchの関係者が唆した結果なら、ガッツchは犯罪を生み出したという話である。

 自分達で犯罪を生み出して、それを逮捕するという話だ。これは俗に言う『マッチポンプ』というものである。

 ガッツchは自分達は『社会正義』を謳っているのだが、やっていることは『営利活動』である。誤解しないで欲しいのだが、営利活動が悪いわけではない。だが、犯罪を誘発して金を稼ぐという営利活動はどう考えても許されるものではない。

 ガッツchの関係者が起訴されるかどうかは正直分からない。だが、今回与えた影響は決して小さいモノではないだろう。

 私人逮捕系Youtubarは本当にどうしようもない連中だというのが私の意見であるのは揺るがない。冤罪を生み出すと言うことの重要性をまったく理解していない行動には怒りしか湧かない。
 
 さらに犯罪を誘発するような行動をしておいて正義を謳うと言う思考回路は度しがたい。

 今後も、私人逮捕系Youtubarが出てくるだろう。そして、関わる人を不幸にしていくのだろう。

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By 福川 要

 2021年6月に宮崎県の片隅でひっそりと行政書士事務所を開業中。  主な業務は、許認可関連、遺言状作成です。

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