日. 4月 5th, 2026

JASRACは法的にどのような立場で著作権を扱ってるのか?

 みなさんはJASRACという団体をご存じだろうか?

 JASRACは正式名称を『一般社団法人日本音楽著作権協会』という。このJASRACだが、ネット上ではとかく評判が悪い。
 やれ、『金の亡者』や『カスラック』というようにその姿勢に対して結構、辛辣な意見が見られる。

 ではJASRACとはどのような権限に基づいて、楽曲の使用者に対して使用料を請求しているのかを調べてみた。

 JASRACのホームページからの引用である。こちら

 JASRACは作曲家、作詞家の著作権を『著作権信託契約』を締結しているのだ。

 この著作権信託契約によってJASRACは著作権者の代わりに著作権使用料を徴収しているわけである。
 これは中々良いシステムであるように思える。このご時世、楽曲の著作権者が自分の著作物を誰が使用しているのか、そしていくら著作権使用料を請求するのか?そしてそもそもどうやって回収するのかというのを著作権者が行うというのは不可能である。

 そう考えるとJASRACという存在は決して悪い存在ではないのは確実である。

 JASRACは楽曲の著作権を守るために活動しているのは確実だ。そしてJASRACがなくなれば事実上楽曲の著作権使用料を徴収することは不可能である。

 JASRACは集金という一番面倒なことを代理してやっているのである。

 そして、JASRACが結んでいるのは著作権信託契約であり、著作権譲渡契約ではない。JASRACが扱っているのは著作権の中でも一部でしかない。
 著作者人格権は相変わらず著作権者にあると思われる以上、勝手に内容を変更することはできない。

 JASRACが色々と疑問に思うことをやっているのは事実ではあるが、著作権保護の観点から言えば間違いなくJASRACの功績は大きいのは事実である。

 

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