
Twitterで『医療用大麻の解禁』というフレーズがあったので、「ん?」と思い厚生労働省のHPをチェックしてみた。
するとどうやら解禁へと舵をきったのは本当のようだ。
個人的には『医療用』に限っては解禁するのは大賛成だ。痛みを和らげるという選択肢が増えることは本当に喜ばしいからだ。
確かに麻薬と定義されているものを医療用とはいえ解禁することに不安を覚える人もいるかも知れない。だが、終末期のがん患者とすれば痛みを和らげてくれる手段は麻薬由来のものであっても、それに何の躊躇いもないだろう。
痛みを和らげる選択肢が増えることになるのは本当に喜ばしい。私とすればそう結論をだすのは当然であった。
しかし、どのような有益な政策であっても懸念されることがある。
それは医療用大麻解禁を嗜好品としての大麻も解禁と勘違い、もしくは勝手な解釈をして大麻を使用する者が増えるのではないか?という心配である。
『医療用大麻が解禁』
↓
『大麻が合法化』
これである。
世の中には本当に自分の勝手な解釈で動く人が多い。勝手な解釈をするの自体はさほど問題ではない。問題はその勝手な解釈に従って大麻を使用したことで罪に問われてしまうことである。
『大麻は合法だ!! 逮捕されるいわれはない!!』
という持論が展開されるのは容易に想像できる。
また、大麻をすすめられ、断ったときに「バカだなぁ、大麻はこの間合法化したじゃないか」という者も現れることだろう。
しかし、言っておくがそのような論を展開したところで、まったく罪が免ぜられるわけではない。
厚労省も当然ながらそのことを危惧しているのだろう。医療用大麻が解禁されることで合法化されたと『勘違い』して使用する者に対して『使用罪』の適用も視野に入れて法改正を薦めるという話である。
ということは現行法で大麻を使用しても「犯罪」にはならないということなのだ。
確かに大麻関連で逮捕されたニュースでは『大麻不法所持』であり、『大麻使用疑い』ではないのだ。覚醒剤の場合は『覚醒剤使用の疑い』で逮捕されるが、大麻は使用剤が規定されていない以上、その罪状では逮捕できないのだ。
これは大麻というのは植物であり、れっきとした農作物だ。実は大麻は茎はロープ、根は土壌改良、それに儀式用として幅広い用途につかえるものだ。
現在の日本で許可を得て大麻を栽培している人が存在しており、その作業過程において大麻の成分が体の中に入るということは珍しいことではないのだ。
もし、使用罪が適用されていればその栽培者は常に逮捕される可能性に晒されることになってしまう。それでは困ると言うことで使用罪の規定はなかったのだ。
だが、今回医療用大麻の解禁が決まったことで勝手な解釈をされて使用する者が増えた時のために「使用罪」の規定が適用されたのだ。
おそらく、今後栽培関係者は「許可証」が発行され、提示義務が生じるのではないかと私は思っている。当事者にとっては面倒な事この上ないだろうが、それは大麻を扱っているという事で受け入れてもらうしかない。

最後に薬物に関するG7での使用者に対するデータである。
日本の薬物使用に対する政策が上手くいっている証拠だ。このことを日本はもう少し誇って良いと思う。
厚生労働省のHPから日本の治安が桁違いに良いことがわかって本当に嬉しい。願わくばこの治安の良さが勘違いしたアホのために上がらないことをこころから願っている。