金. 4月 3rd, 2026

 さて日本は他者の能力を買いたたく傾向があるのは結構な方が経験されているのではないだろうか?

 価格が下がらないと売れない
 経費をおさえる(報酬を下げる)
 給与が上がらないので、価格が上がると売れなくなるので安く設定
 以下ループ 

 これがこの日本社会に悪しき慣習であるデフレスパイラルというものだ。一見、デフレーションは価格が下がるので良いことのように思えるが結局の所、給与も上がらないもしくは下がらなければ御の字というやつである。

 この悪習があきらかに日本国内で蔓延したことで、報酬に対して正当な額を払うことを渋る人が多くなった。

 高レベルのサービスを安い価格で享受することにあまりにも慣れすぎてしまったことで消費者はそれが当たり前のようになってしまった。

 別の言い方をすれば他者の仕事を値切ることが当たり前になっている傾向にある。

 プロのイラストレーターにイラストを無料で依頼する
 ハンドメイドの小物の製作者に原材料費がいくらだからこれで作れ
 
 この手の話は本当によく聞く。ただ、ちょっと考えて欲しいのだが、この主張に何か正当性があるか?

 プロのイラストレーターに無料で依頼など、「お前ごときのイラストに何の価値もない」と言っているのと変わらない。どうして、そんな侮辱が依頼に必要なのか本当に理解に苦しむ。いや、正確に言えば理解する価値もない。

 世の中には「お客様は神様」という言葉を曲解して、横柄な態度をとるアホが一定いる。

 私は行政書士になって、幸いそんなアホな依頼人にあたったことないのだが、「書類書くくらいだろ」とか言われれば間違いなく、見積もりを車庫証明(うちの事務所では1件8,000~10,000)であっても十万円くらいの見積もりするつもりだ。

 私は行政書士としてまさしくド底辺と言えるのは間違いない。だが、それでも自分の仕事を安売りしようとは思わない。

 無料で仕事を依頼してきた段階でそれは私へにとって宣戦布告に等しい。

 早く悪習が是正されることを願わずにはいられない。

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By 福川 要

 2021年6月に宮崎県の片隅でひっそりと行政書士事務所を開業中。  主な業務は、許認可関連、遺言状作成です。

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