月. 4月 6th, 2026
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 最近、『奨学金帳消しプロジェクト』とかいうアホの活動を目にしたので、私の感想とその理由について述べたいと思う。

 まず感想であるがタイトルを見れ一目瞭然で、この奨学金帳消しプロジェクトに参加している連中は私の中で例外なくアホである。

 この主張の当事者は世の中の仕組みというのを全く理解していないどうしようもなく甘ったれた精神の持ち主とアホをたきつけ利用しようという救いようのない外道の2種類のどちらかだ。まぁ前半の方は無知故に今後やりなおす事も可能だが、後半はダメだ。卑劣すぎる。

 さて、ここまで厳しく言うのは理由がある。

 まず奨学金というのは『借金』だ。そして借金は『金銭消費貸借契約』という契約なのだ。

 借金は返済しないといけないものなのだ。「返済しない」「帳消しにする」という主張は言い換えれば金を貸した相手に『お前が損しろ』というあまりにも恥知らずの主張をしているのだ。
 しかもその恥知らずの主張をしているだけでも情けないというのに、被害者ぶっているというのがかぎりなく気持ち悪い。

 それに奨学金は法外な利息など一切取ってはいない。それどころか利息を考えればほとんど無利子みたいなものだ。それもこれも経済的な理由で進学を諦めないで良いようにという用意された制度だ。

 いわば奨学金のおかげで進学できたのだ。古くさい言い方をすれば『恩』があるのだ。その恩を仇で返そうとしているのがこの奨学金帳消しプロジェクトの賛同者達だ。どこまで行っても私の価値観と相容れない。

 そして、問題は他にもある。奨学金を帳消しにした場合に今後何が起こるか全く理解していないのである。

 徳政令を出した結果、どのような事が起こったか中学校の社会科で習わなかったか?

 鎌倉幕府は御家人達が借金で苦しんでいたために御家人救済のために借金帳消し、すなわち徳政令をだした。それで御家人の生活は立ち直ったか?

 とんでもない。

 逆だ。

 今度は金を貸す側が、御家人に金を貸すのを渋り、御家人達の生活はさらに厳しくなった。もしくはいつ徳政令が出されるか危機感を持ち、さらに厳しい利息でしか借りれなくなってしまったのだ。

 こういう話を例に出すと「そんな昔とは時代が違う」とかほざくものがいるのだが、金を貸す側が心配することは「こいつはちゃんと返済するか」であることは間違いないだろう。そう考えればこの奨学金帳消しプロジェクトは次代の人達への奨学金の貸し出しは一気に冷え込むことになる。そして奨学金を受けれない若い世代は進学をあきらめざるをえないのだ。

 この奨学金帳消しプロジェクトというのはとにかく身勝手な運動であるといえる。

 そしてこのような動きを後押しするような大人がいる事が私には残念でならない。無責任極まりない。大抵こういう活動をする連中は若者を利用しようという考えがほとんどだ。
 『自分が連帯保証人となり、記入期間からお金をかりて奨学金を返還』すればよいのである。それならば奨学金の貸付を行った団体にまったく迷惑はかからない。
 
 ただ、これは若者を借金で縛るという行為になりかねないで細心の注意が必要だ。

 利息のほとんど無い奨学金よりも遙かにキツい借金を背負うことになれば目も当てられない。

 奨学金は間違いなく最も条件の良い融資である。その恩恵に対して仇で返すようなこの運動にはまったく共感できないし、賛同する者に対してこの上なく軽蔑する。

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By 福川 要

 2021年6月に宮崎県の片隅でひっそりと行政書士事務所を開業中。  主な業務は、許認可関連、遺言状作成です。

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