火. 4月 7th, 2026
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 大谷翔平選手が『10年間で総額7億ドル』の契約をドジャーズと結んで移籍した。

 参考記事はこちら
大谷翔平、元チームメートが驚いた「私生活」 「選手が出掛けるなか、ホテルで一人夕飯を食べていて…」

 このことを知らない日本人は極少数派であろう。

 私自身もすごい契約を結んだなぁとのんきに考えていたのだが、詳細を知って正直驚いた。

 なんと来期からもらえる額は、200万ドル(2億9000万円)でしかない。でしかないという言い方は私も感覚が麻痺しているのだが、残りの総額の97%に当たる6億8000万ドル(約986億円)が、契約終了翌年の2034年から10年間の後払いになるということらしい。

 これ最初知ったときに、『奴隷契約じゃねーか!! ドジャーズ見損なったぞ!!』と思ったのだが、この契約を申し出たのは『大谷翔平』側かららしい。

 いやいやいや!! 正直意味が分からない!!

 普通にこんな提案を球団側からしたら、選手側はぶち切れられて『ふざけんな!!』と席を立たれても仕方ない。
 我々からすれば『退職金は5000万!!その代わり30年間は年俸180万な』と言われればどうだろうか?

 その会社で働くだろうか?

 私なら絶対に働かない。その場で『ふざけんな!!』と席を立つだろう。いや、『死ね!!ボケ!!』と暴言を吐いても許されるレベルの提案だ。

 なぜならこれは搾取以外のなにものでもないからだ。

 実質的にドジャーズが大谷選手に7億ドル払い終えるのは20年後、別の表現すればドジャーズは10年間無利子7億ドルの融資を受けたに等しいと言えるだろう。

 事業において『後払い』というシステムほどありがたいものはない。

 支払うための資金を他に回すことで事業拡大できるからである。大谷翔平ほどのスター選手、史上初の7億円プレイヤーという話題も凄まじいものであり、今まで野球に興味の無かった人達に対するアピールはものすごいものであろう。

 実際にドジャーズは来季のチケットの価格が上がっているという話のようだ。

 それに20年後の7億ドルと現在の7億ドルではインフレが進んでいるために、現在の7億ドルよりも間違いなく価値が落ちる。
 50年前の大卒初任給が3万円だったというような事は誰しも聞いた事があると思う。

 そう考えると20年後の7億ドルはその価値を下げるのは確実だろう。

 つまり、この契約はドジャーズ側にとってはこの上ない好条件であり、大谷選手にしてみれば自分が損する契約でしかないのである。
 これがいかに異常なことなのか誰しも理解出来ることだろう。

 おそらく大谷選手は『野球』が価値観の大部分を占めており、お金のことに対して重きを置いていないのだろう。

 そして、この方は自分の能力を上げることに人生をかけることが出来る人なのだろう。

 だからこそ、偉大な選手になれたのだろうし、今後もさらにパワーアップするのだろう。

 人はこの大谷選手の契約内容を嗤うのだろう。だが、そうではない。価値観が違いすぎるのだ。

 今回の契約はいかに異常であるか。そしてそれ以上に大谷選手の異常さが浮き彫りになったと思う。 

 だが、おそらく来季以降の大谷選手の成績はさらにあがるだろう。契約更新、報酬という煩わしさから解放され、自分の能力を磨くことに全てを注ぎ込めることができるからである。

 来季以降の大谷選手の活躍が楽しみである。

 

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By 福川 要

 2021年6月に宮崎県の片隅でひっそりと行政書士事務所を開業中。  主な業務は、許認可関連、遺言状作成です。

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