
最近、外国人が逮捕される案件がよく報道される。
そして、検察が不起訴処分としているという報道も同じように目に付くようになってきた。
不起訴の決定に対しては検察の権限である以上、私としては異を唱えるつもりはない。だが、不起訴処分にした理由を発表しないというのは流石に拙くないか?
不起訴処分の報道に対して日本人の中には怒りを表す人達が多い。当然である。その怒りの正体は自分達の安全が脅かされるように感じるからである。
実際はきちんとした理由もあるのかもしれないし、強制退去となっているのかも知れない。その辺りの事は例えば事情に詳しい弁護士や検察官などは、知っているのかもしれない。
だが、そんな人達ばかりではないのだ。
事情をわからない私たちは、そのわからない部分を想像で補う。その補った想像の内容がまったく的外れであっても、それは否定されないのである。
これは非常に拙くないか?
日本の治安は公への信頼で成り立っている側面があるのは紛れも無い事実である。
その信頼とはきちんと犯罪者を裁くということだ。
ところが不起訴処分にしてその理由を明らかにしないというのならば、犯罪者を裁判にかけるという公への信頼がどうしても失われてしまう。そうなれば、次に何がおこるか?
次に起こるのは外国人の排斥である。
そして自衛という言葉の元に暴走を始める可能性すらある。
それを防ぐためにも、検察は不起訴にした理由をきちんと発表すべきであろう。納得するとは限らない。だが、暴走しようとした人に対して、納得した人が軽挙な行動を慎むべきという意見で抑える役目を担ってくるかも知れないではないか。
検察はもう少し国民を信じてみたらどうだろうか?