
今年の8月にフィギュアスケーターの羽生結弦選手が結婚し多くの人々が祝福を受けた。しかし、先日羽生結弦選手の離婚が発表されたのである。
その離婚の理由が発表されると、マスコミへの避難が一気に高まった。
その離婚の理由では、行き過ぎたマスコミの取材のために羽生選手の配偶者がすっかり参ってしまった。これ以上一緒にいると配偶者が取り返しの付かないことになりかねないとして、配偶者を守るために離婚を選択したという話である。
この離婚理由の発表を受け手マスコミは自己保身に走っているというのが現状だ。
日頃、政治家や企業の経営者を自己保身と糾弾しているマスコミではあるが自分達は自己保身するというのがマスコミのジャーナリズムということらしい。
そのマスコミの自己保身の言い訳が酷すぎる。
要するに『我々マスコミは何も悪くない』という事を長々と語っている。
ただ、まず前提として、羽生結弦選手は公人ではない。『私人』である。
私人である以上、羽生選手の情報は、羽生選手の管理下に置かれるべきである。いわゆるプライバシー権が知る権利よりも重視されるのは当然だ。もし私人のプライバシーよりも知る権利が優先されるのは、その私人が犯罪行為などを行った場合くらいである。
このことは中学、高校の社会科で習うはずである。
さて、そこを踏まえて改めて問いたい。
羽生選手は犯罪行為を行ったのか?
公人なのか?
答えはどちらも否である。
羽生選手が配偶者のことを発表しなかったのは別に犯罪行為ではない。羽生選手と配偶者の方の判断である。そこに他人が偉そうに踏み込む事が許されるのか?
マスコミは他者の人権を踏みにじることが許された特権階級とでも思っているのか?
思い上がりも甚だしい。
マスコミは営利団体であり、その営利行動は法律に則ったものでなければならないだろう。
この前提を忘れてしまえばマスコミという職業は軽蔑の対象でしかなくなるだろう。