月. 4月 6th, 2026
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 毎日新聞の記事で、にじいろドクターズの理事である久保田医師の発言が少々物議を醸している。

 簡単に言えばLGBTに関する意見であるのだが、私としては少々首を傾げる内容であった。それは

 『問診票に男女を選ぶようになっているがそこは自由記載でいい』
 『入院着を男性は青、女性は赤とする必要もない』


 という箇所である。

 男女の身体的特徴というのは現実に存在する。男性特有の病気も存在するし、女性特有の病気も存在する。具体例をあげれば、『子宮がん』は女性特有のものであり、男性には存在しないだろう。

 もし女性の身体を持ち、男性の心を持っているようなトランスジェンダーであっても、女性特有の病気である子宮がんになる可能性は確かに存在するのである。

 そう考えると命に関わるような医療の現場で『男女を問う』という行為は決して差別でもなんでもなく医療事故を無くすという観点から考えれば、真剣に応えるのは『義務』であると私は思う。

 この久保田医師はLGBTQに真剣に取り組んでいるのだろうが、患者の権利、感情を重視するあまり、医療事故を防ぐとか誤診を防ぐという観点を軽視しているのではないだろうか?
 いや、軽視とは言い過ぎだったかもしれないが、優先順位でLGBTを誤診、医療事故防止より上にしているのではないだろうか?

 少数派に配慮するのは大切な視点であるが、大多数の人間にとっては誤診、医療事故の防止の方がよほど重要ではないだろうか?
 
 問診で『男女の性別を聞いてはいけない』となれば大多数の人にとって迷惑ということにならないか?
 入院着で男女の色分けしているのは突発的なことが起こった時に医療関係者の判断を少しでも早く行うための必要な措置というものであろう。

 もし、トランスジェンダーであることからなんらかの配慮を求めるのならば、その時に自分の口から医療関係者へと告げるべきだろう。

「そんなことは言えない……察してほしい」という意見もあるだろうが、それは配慮を受けるというのならば必要な手続きというものであろう。

 なぜならば医療現場で一つの確認の手順が一つ増えるだけで救えぬ命が出るかもしれない。それならば、優先すべきは少しでも確認の手順が減らせることの方がはるかに正義であると言える。

 LGBTに関する差別は許されるものではない。だが、差別の解消は特権を与えることでも、他の人たちに不便を強いることであってはならないのである。

 特に命に関することはそうであることを認識しなければならないのである。

 

 

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By 福川 要

 2021年6月に宮崎県の片隅でひっそりと行政書士事務所を開業中。  主な業務は、許認可関連、遺言状作成です。

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