
台風15号で水害に見舞われた静岡県で自衛隊が災害派遣されないことに対して、Twitter上で政府批判、政権批判をしている人達がいた。そして、『安倍元首相の国葬儀の方が静岡県民よりも大切なのか!!』と憤っている人もいた。
結論から言えば、静岡県に自衛隊が災害派遣されないのは政府の責任は一切ない。静岡県に責任がある。
どうしてそう思ったのか?

はい。これです。
これは陸上自衛隊のHPにある『災害派遣の仕組み』から拝借したものである。そして、これが全てです。
わかりますよね?
自衛隊の災害派遣は『都道府県知事』『市町村長』の要請に従い、派遣が決定されるのである。逆に言えば要請が無ければ自衛隊を派遣することは出来ないのである。もちろんそんな事を言ってられないような震災レベルの災害が起こった場合は国が率先して動くことになるだろうが、通常は各自治体の要請を待つことになるのである。
さて、この状況で日本政府、岸田総理を責めるのは筋違いであるということは理解していただいたと思う。
この程度の理屈も理解出来ずに政府批判、岸田総理を責めるのは明らかに物事を知らなさすぎる。
川勝静岡県知事がどのような理由で自衛隊に災害派遣要請を出していないのかは実際の所はわからない。
ひょっとしたら自衛隊が出動しなくても県で十分に対処可能という判断だったのかも知れない。
情報をもっている知事の判断である以上、それが正しいかどうかは正直解らない。わからないが、政府批判に持って行こうというのは明らかに筋違いであることは間違いないだろう。
そして何故か岸田総理が責められる理由として『安倍元首相の国葬が行われるので静岡県民のために自衛隊を派遣している場合ではない』というものが散見された。
正気か?
なぜ国葬儀に自衛隊が関係あるのだ?そりゃ弔砲などがあるから自衛隊が派遣されることもあるだろうが、全国の自衛官が国葬儀に参加するわけではない。
いくら国葬儀に反対する理由であってもさすがに恥ずかしすぎる。
何でもかんでも批判すればよいというものではない。というよりも価値のある批判をしてほしいものだと思わされる。