
先日の日本列島に被害を撒き散らした台風14号であるが、その事において宮崎県の台風災害に対する備えは間違いなく上がってきていると思う。
どうしてそう思ったのかを書いていこうと思う。
今回の台風はいくつもの台風を経験してきた宮崎県民にとっても相当な強者であったのは間違いない。
あるツイートで他地域に住んでいる方が宮崎に住んでいる親戚に「大丈夫?どんな感じ?」と連絡を入れたら「なかなかやる」と返した事に対して本当に今回の台風は凄まじいものであると察したというものがあった。
確かに宮崎県民だけでなく台風の脅威に毎年のようにさらされている九州の人間にとって、980hPa級の台風では「あっそ」程度であり警戒すべきほどのことではないのが本音である。
誤解しないで欲しいのは別に九州の人間が台風を甘く見ているわけではない。それだけ台風とのつきあい方を熟知していることの裏返しなのだ。
「この程度のhPaでは避難するほどのことはない。家に籠もっていよう」と極々自然に考える。
行政の備え、町も台風などの水害に備えていることも九州の人間にとって心強いことこの上ない。
今回の台風は間違いなく宮崎県各地に大きな被害をもたらしている。宮崎県の西都市というところでは三財という地域が冠水するなどの水害があったし、私の母方の実家のある高原町では浄水池がやられたことで断水となって自衛隊の給水車が出動している。
それぞれの地域に大きな被害をもたらしている。
だが、私はこの経験は絶対に無駄では無いと断言できる。なぜなら高鍋町をながれる小丸川を見て、治水技術の進歩を感じることが出来たからである。
もちろん、私は行政書士であり、土木関連、建築関連の能力は皆無の人間だ。だから的外れなことを言うのかも知れない。
数年前まで台風などで大雨が降った結果、小丸川が増水し河川敷が冠水するということは多々あった。というよりも元々そうなるように治水工事を行っているのだから当然ではある。
問題はその後である。
今回の小丸川河川敷の水の引きが異常に早かった気がする。
河川敷が冠水した場合には、少なくとも一日は冠水したままであったのだが、今回はその冠水がほんの数時間で解消されていた。もちろん気象条件とか降水量の関係など様々な要因はあるのだろうが、それでも今回の水の引きが早いという印象なのだ。
我々が見えていないところでの技術の進歩があったのではないか?
最近、小丸川の堤防付近でなにやら工事が行われており、工事が終了してから今回の台風であったのである。
その工事が大きな効果を発揮したのではないかと私は思っている。
素人ではわからない、見えないところで社会は確実に発展して行っているように私は今回の台風で感じることができた。
今回の災害も必ず行政や多くの方々に次の災害の備え、不備の解消に向けて動くような気がしている。