さて、最近は知らないのだが、昔から話題を避けた方がよいというテーマが三つあった。
それは、『宗教』『好きな野球チーム』そして……『政治』だ。
日本人の傾向として『和を尊ぶ』というものがある。それは美点としてあげるべきものといえるのだが、同時に弊害でもある。
この三つの話題は議論ではなく、喧嘩になりやすいために避けた方が良いというのが日本人の培った知恵というともいえる。
さて……正直な話、宗教や好きな野球チームというのは笑い話の類いで済ませることができるが、『政治』に関してはこのままではいけないというのが私の意見だ。
日本では政治について語ることは、はっきりいって喜ばれない。先に述べたとおり、争いの種だからである。
だがそれにより日本では政治に関する議論が活発に行われなくなってしまった。これは日本にとって悲劇とは言えないか?
もちろん、誰に投票するかというのはその人の自由だ。サイコロを振った結果、出た目に応じて投票するというのも自由というものだ。
だが、それは国民の代表を選び、国の舵取りを任せるためには無責任とは言えないか?
その結果、国民が割を食うというのは良いのか?
子々孫々に恥ずかしくないのか?
もちろん、政治というのは面倒だし、複雑だ。よく分からないというのは考えることは億劫だ。その気持ちは私もよくわかる。だが、政治に対して何も考えないというのは流石にダメだろう。
そうならないためにも、とりあえず隣の人と政治の話をすることをオススメする。その際に喧嘩することになっても何の問題も無いだろう。
もし喧嘩になったからそれが何だというのか?
殴り合いに発展すれば確かに問題であるが、そうならなければ何の問題も無いだろう。
政治の話というのは理解を深めるため、自分の考えを深めるために行うべきだ。それが結局政治に無関心であるという悪癖を解消することになると思う。