さて、タイトルにもあるようにみなさんは『テラー』というアプリをご存じだろうか?
このテラーというアプリは最近少しばかり物議をかもしていたアプリだ。
誤解しないで欲しいのは別にテラーというアプリやその運営者が悪いわけではない。問題があるのはその利用者達なのだ。
テラーの正式名称は『TellerNovel』という。Novelとあることから小説投稿サイトであると予測することができるだろう。それは正解でテラーとは小説投稿サイトであり、そこでは誰もが自由に小説を投稿することができる。
このテラーは主に中高生の間で広まっているという話だ。ここまでは別に問題ない。このご時世において作品を公開する媒体はどれだけあっても構わない。
では何が問題なのかというと、他人の作品の無断転載があまりにも多すぎると言うことだ。
小説の無断転載?どういうことだ?と思われるかも知れないが、このテラーというアプリで投稿されているのは小説だけでなく、イラストなども投稿されているようなのだ。このご時世、様々な創作物であふれかえっているというのは常識だが、そこで見つけたイラストなどを勝手に自分のものとして上げているという話なのだ。
私はこの話を聞いたときに『正気か?』と思った。
いやいや、これはいわゆるコミケなどで販売される二次創作の同人誌とは完全に一線を画す行為だ。
そのことを指摘された無断転載者の中には、開き直り『みんなやってる!! なぜ私だけに言うんだ!!』と主張した者もいるという。
さて、おそらくその主張をした者は『不平等』であることを理由に自分の正当性を保とうとしたのだろう。
だが、法的観点から言えば『不平等』など何の免罪符にならないのは間違いない。
なぜなら著作権者が著作権侵害を主張するのは『本人の親告』なのだ。つまり、誰に主張するかどうかは著作権者の胸先三寸であり、そこに平等である必要はない。
『なんで自分だけ』と主張したところで何の意味も無いのだ。
この辺りは本当に気を付けて欲しい。『なぜ私だけ!!不平等だ!!』と言ったところで、著作権者が『私はあなたが気に入らないからだ』と言っても何の問題もない。
もし、これを読んでいる中高生のお子さんのいる方は、ある日突然裁判所から告訴状が届くかも知れない。その事はきちんと認識しておくべきだろう。
創作者の中には自分の作品に対し、ものすごく誇りをもっている人が多いのはみなさんもご存じだろう。そこに訴えるメリットがないなどと思うのは明らかに危機管理上、甘いといわざえうを得ないだろう。
未成年者は訴えられないと思っている人はいるかも知れないけど、普通に訴えられるし、責任をとるのは親権者であることを忘れてはいけない。
さて、テラー利用者の著作権侵害が取りざたされたことで、テラーへの批判が高まったところで、無断転載をしていたユーザーがpixivというサイトへ移動し始めているという話を聞いた。
ちなみにテラーはダメだけど、pixivなら問題ないという論理の飛躍は正直なところ、まったく理解不能だ。
著作権者の怒りが告訴状という形で届けられる前に、きちんと反省して、無断転載を止めるべきだ。
多分、中高生は自分が訴えられるなど微塵も思っていないだろう。だが、実際に無断転載している者は自分が告訴されるレベルのことを理解しておくべきだ。